Rethft は、現在準備中です。
当店で取り扱っている商品は全て天然皮革です。
傷やシワは正に生きてきた証であり、天然の素材であるからこそ1枚1枚特徴が異なり、仕上がりも均一にはなりません。
以下に天然皮革によく見られる特徴を上げています。
顕著なものは検品時に除いていますが、これらを理由とした返品・交換はお受けしておりませんので、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
個体差
原皮の個性、季節や天候の変化、ロットの違いなど様々な要因で美観や質感などが異なる場合があります。
色ムラ
部位によって繊維の密度や厚さが異なるため染めムラが起こりやすく、同じ1枚の革の中でも風合いが異なる場合があります。
傷跡、血筋
鉄柵や茨のトゲなどによる引っ掻き傷(バラ傷)や、闘いの傷跡、虫刺されなどの凹凸の傷跡の他、血管の跡である血筋が稲妻や葉っぱの葉脈のように細かく枝分かれしたスジ模様のように現れる事があります。
漉き加工をすると傷の部分が穴になったり、血筋が目立ったりする場合があります。
色焼け
革の銀面および床面は、経年変化により未使用であっても部分的に色焼けしている場合があります。
シワ(トラ)
特に首回りに見受けられる深いシワは「トラ」と呼ばれ、首から肩にかけてのショルダータイプの革には革の銀面にスジのように入っているトラのようなシワ模様が顕著に現れます。
イタリアンレザーではトラがあればあるほど美しいと表現されるほど、天然皮革のワイルドさを醸し出す特徴的な部分とも言えます。
その他のシワ
革の保管時や運搬時に筒状に丸めるため、折りじわや革の重なり痕や線などがつく場合があります。
焼印
家畜の所有者を示すために付けられた焼印(ブランド)の跡で牛革の他、馬革にも見受けられます。
シボ感の違い、染めムラやロットによる色ブレ
革は個体による違いの他、部位によって繊維密度や締まり具合が異なるため、同じような加工を施しても均一な仕上がりにはなりません。
シボと呼ばれる立体的なシワは革の収縮によるもので、例えばお腹の方は繊維密度が緩いためにシボが大きく出方にもムラがありますし、 空打ち(水を入れないドラムに革を入れて回転させ、柔軟性とシボ出し効果を与える方法)では不規則にシボが現れます。
また同じ理由から染料の入り具合にも1枚の中で差が出ますし、仕込みの時期や気温などによっても染料やその他の薬剤の入り方に変化が生じるため、ロットによる色ブレが生まれます。
革の形
コブのある部分を剥ぎ取った際の穴、製革の妨げになるような大きな傷やシワをトリミングしたものなど、生産の段階で革を切り取る事があります。
例えば、多くの個体で背側が真っ直ぐにカットされている商品でも、1枚目の写真のようにカットされている個体もあります。
真ん中の方に大きな穴がある個体もあります。
皮革製造工程や加工によるもの
革に含まれているワックスや油分が、白い粉のように表面に現れる事があります。
製品として使っているうちに内部に浸透していくので問題はありませんが、気になる場合はドライヤーなどで少し温めてから拭き取るときれいに落ちます。
漉き加工の跡・漉きムラ
革の製造工程中や仕上げ、またはお客様のご要望により、漉き加工により革の厚みを調整しますが、床面に漉き機の刃が当たり跡となったり、漉きムラが出る場合があります。
床面に段差や線が入ったり表面にスレ傷がつくこともあります。
また、革の厚みや床面のコンディションが不均一な場合に、見た目や触り心地が異なることもあります。
個体や部位による差があるためムラとなる場合があります。
床面のムラ・スタンプ・書き込み
製造工程において、床面に色ムラができる場合や選別などの為にスタンプ・書き込みがなされる場合があります。
また漉き加工時には商品が混同しないよう、銀面または床面の端にサイズや厚みが記入される場合があります。
プルアップ
オイルをたっぷりと含んだ革では、曲げたりすることで内部の油分が移動し、曲げた部分の色が薄くなって見えます。
このような革をプルアップ仕上げと呼び、特に仕上げについて記載のない場合でもオイル量の多い革ではこのような現象が発生します。
その他
革の色味や質感は、生産時期や部位によって異なります。
天然皮革のため原皮や気候などの様々な状況により変化します。
アイロンや型押しなどでプレスをする際の繋ぎ目部分の痕がスジや柄の乱れとして残る場合があります。
カマやナイフなどを使用して皮を肉から剥ぐ時に発生する刃物の切り傷が残る場合があります。
上記に含まれない症状が生じる場合があります。